現代のストレス社会において仕事のストレスによるメンタル不調は増大しています。
こちらでは一般的な休職から復職までの流れをご説明します。

休養治療期間
まずは、心と体をゆっくり休めることが大切です。
そして、自分が「今これをしたい」と思うことを、自分に許してあげましょう。
眠りたいときは眠り、食べたいものを食べてください。
観たかった映画や動画を観たり、積んでいた本を読んだりするのも良いでしょう。
行きたい場所に出かけたり、会いたい人に会いに行くのもおすすめです。
自分に優しくし、心が望むことを与えることが回復への第一歩です。
また、定期的に通院し、主治医と体調について相談を続けましょう。
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就業規則の確認
休職に入る前に、会社の就業規則を確認しておくことをおすすめします。
休職できる期間は雇用条件によって異なり、就業規則で定められています。
前もって把握しておくことで、安心して治療と休養に専念できます。
就業規則や手続きの確認は、直属の上司だけでなく、人事・総務の窓口に相談しても良いでしょう。

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復職準備の期間
心身のエネルギーが戻り症状が安定してきたら、復職に向けた準備期間に入ります。
復職のスタートラインは、何よりもご本人の「復職したい」という意思です。
生活リズムを整え、定期的な外出や軽い運動を取り入れ、体力と活動性を少しずつ回復させましょう。
新聞や本を読んだりパソコンに向かったりして、集中力や体調の変化を確認するのも良い練習になります。
また、休職に至った経緯を振り返り、再発を防ぐための工夫を考えることも大切です。
この時期にカウンセリングやリワーク・デイケアを利用するのもおすすめです。
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復職準備性の確認
復職を希望される際には、主治医が「復職準備性」を確認します。
これは次のような項目を指します。
- 心身の症状が改善している
- 生活リズムが整っている
- 活動性が回復している
- 原因の振り返りと再発予防策が立てられている
主治医はこれらを総合的に判断し、「復職可能診断書」を作成します。

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振り返りの大切さ
復職時は多くの場合、休職前の職場に戻ることになります。
しかし、体調が良くなっても、同じ環境で同じストレスに直面すると再発のリスクがあります。
再発を防ぐためには、休職の原因を整理し、再び同じ状態に陥らないための対策を考えることが大切です。
職場でのメンタル不調は、「環境要因」と「個人要因」が重なって起こるものです。
環境を変えることが難しい場合もありますが、自分自身の考え方や行動を見つめ直すことで、前向きな変化を生み出すことができます。
その積み重ねが、結果的に周囲の環境をも良い方向へ導くことがあります。
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産業医面談と復帰支援プラン
「復職可能診断書」を提出すると、会社によっては産業医面談が行われます。
面談では復職準備性の確認や、具体的な復職プランの調整が進められます。
産業医の許可後、人事担当者との面談を通じて、リハビリ出勤や勤務時間の調整などを決定します。
会社によっては、4時間 → 6時間 → 8時間と徐々に勤務時間を延ばしていく段階的な復職制度を設けている場合もあります。
こうした方法により、無理のない形で安全に職場復帰を進めることができます。

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正式復帰
一定期間、問題なく勤務を継続できると判断されると、正式な復職となります。
復帰後もしばらくは上司や保健スタッフとの定期面談を続け、体調を相談できる場を持つと安心です。
復職直後は、残業や夜勤、出張などを控えることが一般的です。
おおむね半年を目安に、仕事の量や質を徐々に休職前の水準へ戻していくと良いでしょう。
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復帰後の過ごし方
復職後も、定期的な通院と体調のセルフチェックを続けましょう。
仕事が始まると慌ただしくなりがちですが、受診の時間を大切にし、ときどき立ち止まって自分の心身の状態を確認することで、安定した日々を過ごすことができます。

